夏遍路の特徴
6月11日〜8月5日、梅雨から盛夏にかけて歩きましたので、夏のお遍路の特徴を列記してみます。まずは、夏遍路のシンドイ所から・・・・。
- なんといっても、暑くて体力を消耗すること。汗がしたたり落ちて、デジカメが半故障したことも・・・。
- 特に、アスファルトの舗装路や海沿いの堤防では、太陽と照り返しのダブルパンチでまいりました。舗装路は自動車には便利ですが、人間が歩くには厳しいですね。昔ながらの土の道の優しさ、森や街路樹の日陰の涼しさが身に沁みました。
- 常に水分補給が必要。山道で水がなくなり、脱水症状になりかけたことも・・・。
- 雨、台風など、予定を狂わせるお天気要因が多い。向かい風が強いと、歩くペースも落ちます。
続いて、夏遍路の良い所は、
- 私が歩いた時期は、ゴールデンウィークと夏休みの狭間。梅雨時も重なりお遍路が少ないので、宿はガラガラでした。予約がとれないことも、相部屋もなく、気楽に歩けました。
- 同じく、多くの札所で境内を独占できましたし、納経の待ち時間もほとんどありませんでした。逆に、寂しいと感じる方もおられるかもしれませんが、私は一人きりの時間がたっぷり取れて良かったと思います。
- どうせ一日中、汗をかきますから服はベトベト。雨が降ってもさほど気になりません。体が冷えて風邪を引くこともありませんでした。
- 炎天下を毎日30km程度歩きますから、ダイエットできます。
- 尾籠な話しですが・・・。水分が汗で出ますから、トイレに行く回数が減ります。私は特に汗かきなせいか、トイレが見つからずに困ったことは皆無でした。
- ”お遍路の装備紹介”でも書きましたが、薄着・軽装のため荷物が軽くなります。ずっと担いで歩きますから、1kgでも500gでも荷物が軽くなるのは、想像以上に嬉しいことです。
- 日照時間が長いので、その気になれば長時間歩けます。私は朝5時から歩き、昼の2時か3時に宿に入るケースが多かったです。今にして思えば、休憩場所を見つけて昼寝し、その後6時前後まで歩く手もありました。体力と脚が持てばの話しですが。
夏以外に歩いた経験がありませんし、偏った個人的感想ですので、ご了承ください。