第31日 7月16日(日) 総距離789.2km くもり→晴れ

時刻 行程 歩行距離 累計距離
06:50 でんこを出発 -- --
07:15 大宝寺(44番だいほうじ)に到着 1.5km --
11:40 三坂峠に到着・休憩 -- --
12:20 坂本屋に到着・休憩 -- --
14:00 浄瑠璃寺(46番じょうるりじ)に到着 15.8km 17.3km
14:32 八坂寺(47番やさかじ)に到着 0.9km 18.2km
15:25 札始大師堂に到着 -- --
15:45 西林寺(48番さいりんじ)に到着 4.5km 22.7km
17:30 鷹ノ子温泉ホテルに到着(素泊り5550円) 3.2km 25.9km

大宝寺は、町の中とはいえ久万高原にあるだけに境内は大木に囲まれ、朝の空気も清々しい。山寺のような雰囲気。地元の方の散歩コースになっているようで、何人かとご挨拶する。気持ちよくお参りをさせていただき、境内で休憩しつつマイナスイオンとオゾン?を吸収する。ここ大宝寺は44番札所、ちょうど半分の札所を打った訳だ。ちなみに、昔は納め札を山門やお堂に釘で打ち付けていたそうで、これに因んで、札所に参拝することを”打つ”と言います。

大宝寺の山門


境内の石碑


大宝寺境内の仏様


同じく石仏


大宝寺




大宝寺の参道


右は参道から山門を見上げた所


さて次の札所は浄瑠璃寺、ここからは四国最大の都市、松山の市街地に密集する札所を続けて巡礼することになる。お寺を出て少し歩くと、地元のおじさんと自転車のお遍路さんが休憩している所に出会し、私も仲間に入れてもらう。休憩するほど歩いた訳ではありませんが、人との出会いも大事ですし・・・。お遍路さんは和歌山の僧侶の方で私より少し若いSさんで、18年前に初めて歩き遍路をして以来、これが6回目のお遍路だそうです。初回は足を捻挫して歩けなくなったものの、その時出会った女性のお遍路さんが今の奥さん。不謹慎ですが、「災い転じて福となす」ですね。過去、3回は歩き、2回はご両親などを連れて車で巡礼。今回は知り合いの方の病気快癒のためだそうです。出身は鹿児島で、二回目の歩きは32日で回った猛者だ。横峰寺、大窪寺の遍路転がしでは、看板が見えなくなる不思議な経験もされたそうです。「四国中毒です」と笑っておられた。自転車だと歩きよりも距離が稼げる分、一日で難所をたくさん乗り切ることになり、歩きよりも大変かもしれないとか。三坂峠の下りの凄さも教えていただいた。40km歩けたのなら60km歩けるとも。要は朝5時から平均時速4kmで12時間歩けばよい。確かにその通りだが、この暑さの中で私にできるかどうか・・・。いつのまにか8時から2時間も話し込んでしまい、別れを惜しみつつお先に10時に出発する。
三坂峠まで33号線の舗装路を登りに登る。途中、先程別れたSさんが自転車で追いついてこられ、納め札をいただく。「熊野古道に来られたら、是非遊びに寄ってください。」とのこと。ありがとうございます。
峠を登り切ると、松山の街と海を一望できる。ここからは、遍路道(山道)を眼下に見える集落まで一気に下る。Sさんの言われるとおり、転げ落ちそうな下り道だ。速度を落とすのが大変で、歩くよりも小走りの方が楽なくらいだ。途中、逆方向から上ってくる夫婦らしきお遍路さん、ハイカー、はたまたBMX軍団とすれ違う。いろんな人が居るなー、この激しい登りを好きで歩くなんて・・・。さすがにこの下りは膝にくる、昔のトレッキングシューズが懐かしい。


三坂峠から松山市を一望する


そうこうしていると、ようやく坂の傾斜が緩くなり、牛小屋を過ぎると、坂本屋さんの前を通過する。何人か男性が居て、休憩するよう声をかけてくださる。折角なのでご厚意に甘えると、大きなかち割り氷で冷やした麦茶を出していただく。聞けば、皆さんNPO仲間だそうです。50年前に廃屋になった遍路宿を修復して、休憩所としてお遍路に場所を提供したり、地元の方のコミュニケーションの場として運営されている。今は土・日だけの運営だが、お年寄りのパワーも借りて平日も運営したいそうです。良い企画ですね。お遍路の道標も手入れされているそうで、ありがとうございます。浄瑠璃寺様への道も丁寧に教えていただいた。
予定よりもかなり遅れている。お礼をして出発し、道を急ぐ。2時丁度に浄瑠璃寺に到着すると、冷たい麦茶をお接待されており思わずいただく。いつも通りお参りをして、八坂寺に急ぐ。


浄瑠璃寺の本堂


同じくお堂の中


10分ほどで八坂寺に到着。納経所で若いお坊様が、冷たいお茶をお接待してくださる。これまた美味し。お参りをして、西林寺に向かう。この辺りは札所が密集しており、歩きにお参りに大忙しだ。


八坂寺の門


境内の石仏


八坂寺の大師堂


本堂


西林寺では、7月2日に四万十大橋の先で出会った野宿遍路さんと再会。いったん家に帰ってまた四国に戻ってきたことなどお話しした。鷹ノ子健康ランドの温泉は質が良いことなどを教えていただいた。今日はいろんな出会いの日だ。初めての人、再会できた人。やっぱり人と話すのは良いですね。


途中、札始大師堂の前を通る


西林寺の山門


西林寺の本堂


大師堂


朝から西林寺まで約23km、札所を4つ回るとお参りに時間もかかるため距離は伸びない。今日は49番は諦めて、教えてもらった鷹ノ子県道ランドに泊まることにする。途中、喫茶店でストレートキリマンジャロとフルーツパフェを楽しむ。さすが松山は都会。
ホテルに到着するも、新館が満席のため旧館にチェックインする。部屋は古いが、大浴場やレストランは新館と共通で問題ない。とは言え、旧館全体がたばこ臭いのには閉口した。宿の人によると、ここの泉質は道後温泉以上で、特に宿泊者専用温泉の泉質は最高だそうだ。確かに入浴後の肌はスベスベだった。今日もまた午前中、持病が何度か出た。最後、ペースを速めて歩いたせいか足も少し痛い。明日は、急がず一定のペースで歩こう。オヤスミナサイ。