第29日 7月14日(金) 総距離725.3km 晴れ

時刻 行程 歩行距離 累計距離
05:00 ビジネスホテルオータを出発 -- --
05:20 十夜ヶ橋(とよがはし)に到着 -- --
10:15 大瀬バス停に到着・休憩 -- --
11:25 河口橋で休憩 -- --
14:00 若竹旅館(二食付き6500円)に到着 31.0km 31.0km

今日も5時に宿を出るが、すでに蒸し暑い。大洲は盆地のため、特に暑いそうだ。京都と同じですね。この先が思いやられるが、悩んでも仕方ない。お大師様にお任せして歩くと、20分程で十夜ヶ橋に到着。お大師様が修行中、宿を貸してくれる家がなく、やむなくこの橋の下で寝ることになったが、寒さと杖をつく音のため眠れなかったという伝説があるそうだ。一夜が十夜に感じたほどに辛かったので十夜ヶ橋。納経所があるが、まだ5時半で閉まっている。残念だが記帳は諦めて先を急ぐ。


十夜ヶ橋のお堂


まだ薄暗い国道56号線の看板


今日はアスファルトの照り返しを避けるため、五十崎(いかざき)で国道を逸れ、遍路道を歩く。土の道で木陰もあり、歩きやすい。そのまま内子の市街地を抜けて379号線を進む。この道は小田川沿いに上流に向かって続く。川沿いのせいか、大洲市内よりもかなり涼しく、汗も昨日より少ない。また今日は30kmの予定なので気が楽だ。大瀬という集落では、バス停で94歳のおばあちゃんに呼び止められ、30分ほどお話しする。昔は大洲に住んでいたそうで、バス代を節約するため大瀬まで歩いて帰ったとか。今でも遠かったのを覚えているけど、この暑い中よく大洲から歩いたね・・・とお褒めに与る。バスでいくつか札所を回ったが、観光のようでお遍路をした気がしなかったそうです。昔は、お遍路さんが門立ちしてお布施をもらって旅を続けるのをよく見たそうだ。最近の歩き遍路は遠い所から来る人が多い。また、町が合併すると経済が本当によくなるのかねーとか、頭も耳もしっかりしていて94歳とは思えない。昔は腎臓が悪かったこともあるが、今は健康そのものだって。凄いおばあちゃんですね。お話しのお礼を言って、出発する。
と、五分も歩くと商店のおばさんに、冷たいリンゴジュースをお接待していただく。納札を差し上げて、店で休憩させていただく。昔はお遍路宿をしていたが、何かトラブルがあって辞められたそうだ。ご自分もバスで区切り打ちをされている。この暑い中、歩きでお遍路は大変だけど、お大師様、自分と守護霊を信じれば必ず結願できると教えていただく。大瀬では、皆さん気持ちよく挨拶していただき、人情の温かい町だと感じた。


河口橋の下の小田川におりて、また休憩する。水がきれいで深いので、魚が群れをなしている。



さらに進んで、379号線から380号線、続いて農祖峠遍路道に入る。宿まであと5km、今日は涼しい。最後に道の駅 小田の郷せせらぎでアイスクリームを食べて休憩し、少し時間をつぶす。2時に宿に到着し、少し早いが部屋に通していただく。若竹さんは昔ながらの遍路宿。洗濯もおばあちゃんがしてくださり恐縮する。4時にはお風呂も終わり、くつろぎモードに。クーラーがないのがちょっと残念で、夕食の時は汗が止まらなかった。今日は出会いの多い一日をありがとうございました、オヤスミナサイ。