第20日 6月30日(金) 総距離485.8km 曇り、時々雨→晴れ

時刻 行程 歩行距離 累計距離
05:00 美馬旅館を出発 -- --
16:00 中村第一ホテル(四万十市)に到着 46.0km 46.0km

定番になりつつある5時スタート。ここまでくると、朝の準備もパターンが決まってくる。朝4:30に起床して顔を洗い、前日に調達した朝ご飯を食べ、足に湿布を貼って身支度を調える。地図で今日の行程を確認し、バックパックを背負って笠をかぶり、杖を持って5:00出発。午前中は曇り空、比較的涼しい。山の中を、左足に負担をかけないようにして歩く。途中、海に抜けて海岸沿いに進む。


水田の中に丘、もしかして古墳?


その後は山道に入る


曇り空から、晴れたり、ぱらぱら小雨が降ったりで、カッパの中は蒸し風呂状態に。汗の量が半端でなく、なんだかサウナスーツを着てダイエットしているような・・・。食べて飲んで、歩いて汗をかいて、また食べて飲む。考えてみれば、歩くことも、行程もすべて自分で決めたこと。お遍路を止めたり、短距離しか歩けなくても、自分も含めて誰も困らない。根拠もなく自分で決めた目標に執着しても仕方ない。うじゃうじゃ悩まず、歩けるだけ歩くことにする。
ずっと56号線を歩くうち、伊与喜の集落を抜けた辺りでレンガ作りの熊井トンネルにさしかかる。トンネルの中が、木々の緑に染まって美しい。中は洞窟のようにヒンヤリと涼しくて快適。手間暇掛けて作った古い建造物は、人の愛着がしみ込んでいるような。さらに土佐くろしお鉄道中村線に沿って進み、11時前に佐賀公園駅近くの公園で休憩。宿から約21km。この先はずっと海沿いに56号線を進みむ。公園から10km程で道の駅ビオスおおがたに到着し、休憩する。


熊井トンネル


中村に向かう海沿いの道


56号線が少し内陸に入る。今日の宿は四万十市の中心部、中村駅近くの中村第一ホテル。ここまで32km程歩き、ホテルまで残り14km。どうやら最近?中村市が市町村合併で四万十市になったようで、至る所に”中村市”の標記が残っている。最後は市街地で交通量が増え、車と排気ガスを気にしながら歩き、夕方4時にホテルに到着。ビオスおおがたからの14kmは結構キビシかった・・・。部屋で一息付いて地図で振り返ると、今日は46km歩いたようだ。そりゃ疲れるはずだ。
四万十市はかなり大きな町。晩ご飯を調達しようとホテルを出てショッピングセンターに入る。そう言えば、笠の紐が細くて短いため、風で飛ばされないようしっかりと結ぶのに不便だった。百均があるので、太めで丈夫な紐を買って帰る。あとコインランドリーで洗濯しつつ、スーパーで夕食と朝食を買う。夕食は鰹の刺身。部屋に戻って、笠の紐を取り替える。試してみると、首に食い込むこともなく笠がしっかり固定できて良い感じ。シャワーを浴びて夕食を食べると、急に眠くなる。さすがに歩き疲れました、オヤスミナサイ。