第19日 6月29日(木) 総距離439.8km 晴れ

時刻 行程 歩行距離 累計距離
04:50  ビジネスホテル鳥越を出発 -- --
15:00 岩本寺(37番いわもとじ)に到着 34.5km 34.5km
15:30 美馬旅館(素泊まり5250円)に到着 -- --

今日は少し早めの4:50にホテルを出発。涼しい日の出前に岩本寺に向かう。道すがら、山の稜線から太陽が姿を現す。何度見てもライジング・サンは感動的。


太陽が姿を見せる


朝陽にズームイン!


須崎から国道56号線を中土佐方面に歩く。途中、焼坂トンネルを抜け、土佐久礼あたりで、そのまま56号線を行く道、そえみみず遍路道、そして大坂遍路道に分岐する。町ですれ違ったおばあちゃんに相談すると、川沿いで涼しい大坂遍路道を薦めてくださる。アドバイス通り大坂谷川沿いに歩くと、涼しくて車も殆ど通らず歩き易い。川沿いに桜並木が続き、満開した光景を想像する。春にはさぞかしきれいだろうな。川の水も澄んでおり、ゴミもない。すれ違う地元の方は丁寧にご挨拶してくださり、顔の表情も柔らかく感じる。中土佐町では町立の美術館を見かけるが早朝なので閉まっている。門の外から様子を伺うと、司馬遼太郎さんが揮毫した碑があり、全身真っ白な猫が迎えてくれた。李月のモーリーさんにそっくりだ。


岩本寺に向かう道すがら見かけた列車


中土佐町立美術館と作家の司馬遼太郎さん揮毫の石碑


この辺りを抜けると、次第に山の中に入っていく。この遍路道の山場は七子峠。きつい登りを抜けないと辿り着けないが、ここまで二カ所の休憩所があり足を休めるのに丁度良い。また、小さな滝、緑の森、野鳥、川魚、草花、蝶にバッタに蜻蛉と、自然の美が満載で気分の良いコースだ。かなり大きな五位鷺も見かけた。七子峠を登り切り、休憩所に到着する頃には汗が滝のように流れるが、達成感もあり心地良い。来た方向を遙か眼下に振り返り、行く方向も下り道。This is 峠。


大坂遍路道を川沿いに歩く


途中、ちょっとした滝にさしかかる


七子峠から歩いてきた道を振り返る


ひとしきり休憩してから遍路道を集落まで下ると、生姜畑が広がっている。すれ違ったおじいちゃんは、お孫さんが京都の大学に下宿して通っているそうだ。また、ボランティアで遍路道を整備されているとか。今日はここまで、出会った人すべてと会話を交わした気がする。影野で56号線に合流し、ここからは国道沿いに歩く。山道は涼しかったが、国道のアスファルトの道は照り返しもあって暑い・・・。30km程歩いた時点で左足が痛み始め、道の駅あぐり窪川の休憩所で足を休める。冷房と無料の冷茶で体をクールダウンできるのがありがたい。お陰様で15時少し前に岩本寺に無事到着。町中にあるだけに境内はこぢんまりとした札所だ。お参りと記帳をすませて門前の美馬旅館にチェックインする。


三十七番札所 岩本寺の山門


本堂


岩本寺の大師堂


コースが良く気持ちよく歩けたせいか、昨日に続いて今日も34km歩いた。足の調子は回復しつつあるようだ。修行の道場も残す所あと二カ所、なのだが・・・。次の札所 金剛福寺は足摺岬の先端で、ここから約80km。八十八カ所で一番遠い札所だ。さらにその次の延光寺まで53km。高知は広い! 明日の歩きを楽しみにしつつ、オヤスミナサイ。