第14日 6月24日(土) 総距離330.3km 曇り

時刻 行程 歩行距離 累計距離
05:40 稲吉屋旅館を出発 -- --
06:50 国分寺(29番こくぶんじ)に到着 6.0km --
09:30 善楽寺(30番ぜんらくじ)に到着 7.0km 12.0km
11:00 高知駅に到着・休憩 -- --
12:00 ヴェルデはりまや橋に到着・チェックイン -- --
12:30 高知城(観光) -- --
13:45 坂本龍馬生家跡(観光) -- --
18:00 藤野や(夕食) -- --

今日は曇り空、比較的涼しい絶好のお遍路日和。朝五時半過ぎに宿を出発し、国分寺に向かう。痛む左足と相談しながらボチボチ歩く。休憩をこまめにとったり、道を間違えてイライラしながらも、一時間強で到着。良い意味で鄙びた境内で、納経所の女性には親切に対応していただき、印象の良いお寺さんだった。

二十九番札所国分寺の山門


本堂


国分寺の大師堂を間近に見る


境内の石仏群


国分寺のご本尊


そういえば、この所、最初の札所に朝7時前に到着することが多いが、これは計画してのこと。札所の記帳受付時間は、7:00〜17:00。この時間の前後も門は開いているから、お参りや境内の見学は可能だが、お遍路は各札所で記帳してもらうため受付時間を気にする。私も、宿からその日最初の札所までの所要時間を計算し、朝7時前に到着している訳です。深夜歩いて朝5:00に札所に着いても記帳してもらえませんので・・・。こんな所が、「遍路旅はスタンプラリー」と揶揄される所以でしょうか。
ちなみに、札所の本堂や大師堂で般若心経を唱えたり自筆の写経を納めることを”納経”と言い、納経した証に”納札(おさめふだ)”を札箱に入れます。その後、納経所で納経帳などに御朱印をいただくことを”記帳”といいます。なお”納札”はお遍路の名前、住所、お願い事を書いた名刺のようなもので、お布施やお接待をいただいた方にも渡します。
さて、お参りも終わって国分寺を出発し、またも頻繁に休憩しながらボチボチ歩く。最後、道が入り組んでわかりにくかったが、善楽寺の直前で通りがかったお年寄りが少し遠くから身振りで道を教えてくださり、無事、お寺に到着する。ここも霊場の雰囲気がある札所だなーと思いきや、実はお寺に隣接する土佐神社の境内に紛れ込んでいることに気付いて、苦笑い。凛とした空気は、さすが土佐国一宮。後で調べたら、雄略天皇時代の創建との伝承があり、長曽我部元親が再建した由緒ある~社。あたふたと札所に移動したが、もっとじっくり見せていただくべきでした。さて、今度こそ本当に善楽寺に到着。お勤めを済ませて納経所に向かうが、途中、お寺の関係者らしき女性に挨拶しても無視。バスのお遍路軍団が到着して、納経所でも長時間待たされる。普通、個人の納経は団体さんに割り込む形で受け付けてくれるが、その気配は全くなし。やっと順番が来ると、記帳しながら隣のおばさんと埒もないおしゃべりをしている。こんなに印象の悪い札所は初めて。これではお大師様も形無しというかお気の毒に思いつつ、気を取り直して次の目的地に出発する。


善楽寺に隣接する土佐神社は土佐の一宮


三十番札所善楽寺の大師堂


本来ならここで三十一番札所竹林寺様に向かうところだが、「竜馬がゆく」の愛読者としては、彼の生誕地や桂浜、高知城などの縁の地を素通りする訳にはいかない! 高知市ではお遍路を中休みして観光客に変身。善楽寺近くの土佐一宮(いっく)駅まで歩き、JR土讃線で高知駅まで移動する。二週間ずっと歩いたせいか、のんびり走る土讃線のワンマン電車がやたら速く感じる。「文明の利器というのはありがたいものだなー」、黒船に度肝を抜かれた幕末の人の気持ちが垣間見えたような・・・。車窓の外や車内をキョロキョロと見回していると、もう高知駅。
構内で市内の観光マップをもらい、今日の宿”ベルデはりまや橋”まで歩く。チェックインしたものの、さすがに昼の12時には部屋の準備ができておらず、フロントで荷物を預かってもらい、高知城に向かう。天守・御殿・追手門などは、江戸時代の遺構がそのまま残っており、400年前は山内一豊と妻の千代、140年ほど前は山内容堂、武知半平太、坂本竜馬がこの辺りを闊歩していたかと思うと感無量。城を出てから竜馬生誕地の碑を見て、はりまや橋近くに戻って商店街をウロウロする。こんなにたくさんの人を見るなんて久しぶり。ふとコーヒーの香りに誘われて喫茶店に入り、モカとチョコレートパフェを楽しむ。「今日パフェを食べた歩きお遍路は、俺だけだろうな」などと妄想しつつ、俗世の欲望に現を抜かす・・・。


高知市内のはりまや橋


高知城の追手門


大河ドラマでお馴染み山内一豊の妻


天守閣の全景


天守閣から街を見下ろすの図


右は天守閣のクローズアップ


ホテルに戻って荷物を受け取り、今晩の夕食ポイント”藤野や”さんの場所を尋ねると、人気店だから予約しておきましょうと電話してくださる。ご親切に感謝しつつ、部屋に入って休憩。シャワーを浴びてさっぱりすると、あーお腹が減って夕食が待ちきれない・・・。予約よりも十分ほど早い5時50分に店に到着し、お待ちかねのディナータイム! お遍路日記から逸脱しているような気もしますが、折角なので、藤野やさんで堪能したメニューをご紹介しておきましょう。



坂本龍馬の生家跡


藤野やさんの厨房、藁の炎で鰹のたたきを調理中!


幸せな気分で、オヤスミナサイ。高知最高!