第5日 6月15日(木) 総距離102.0km 雨(プチ台風)

時刻 行程 歩行距離 累計距離
07:00 おんやど松本屋をタクシーで出発 -- --
07:30 国分寺に到着 -- --
08:00 観音寺(16番かんおんじ)に到着 1.8km --
08:50 井戸寺(17番いどじ)に到着 2.8km 3.6km
09:10 おんやど松本屋(荷物を受け取って)に到着 -- --
15:00 民宿ちば(恩山寺近く)に到着 16.8km 20.4km

早く寝たせいか、5時前に目が覚めた。脚の痛みは収まっている! 歩けそうだ!
準備万端整えて6:30の朝食に向かうと、なんと、焼山寺・なべいわ荘で一緒だった名古屋の女性遍路さんと鉢合わせ。中仙道の宿場町の出身で、実家の尾張本宿が文化財に指定されたとか。富士山に5年連続登られたそうで、さすがの健脚ですね。一人でお遍路されており、団体で行動しがちな普通のおば様とは一味違います。
あと宿の方から面白い話を聞きました。お大師様がお祭りしてある洞窟があって、これがとんでもなく狭いんだそうです。案内人の言うとおり体を動かさないと奥まで行けない。例えば、「体を少し前屈させて右肩から入れてください」のような。メガネを落としたら絶対拾えない。皆さんちょっとした恐怖心を感じるようです。途中で脳卒中になったらどうなるんだ・・等。
朝食後、タクシーで国分寺まで戻り、歩き遍路を仕切り直す。雨の中、国分寺から観音寺、井戸寺を巡礼する。


16番札所 観音寺の山門


境内の大師像


17番札所 井戸寺の山門、凄い雨・・・


本堂ですが、さすがに誰もいません・・・・


井戸寺のご本尊、いかにも密教っぽい本堂内の光景ですね


こちらは大師堂


梅雨というのに、四国上陸以来晴天が続いたが、その分まとめて降ったような。時折の突風と強い雨でまるで台風。気温は上がらず楽な面もあるが、反面、合羽を着るとサウナ状態で汗だく。お勤めではロウソクや線香に火が付かない、風で笠が飛ばされそうになる。車に水を撥ねかけられるが、もともと濡れているから、これはさほど気にならない。
脚の炎症が悪化しないよう、クッション代わりに患部にスポンジを乗せてから靴をはいた。スポンジが雨を吸収して冷却効果もあり、一石二鳥だ。とはいうものの、やはり強い風雨の中を歩くと疲れる。向かい風が強いと、歩いても歩いても前に進まない。なんとか恩山寺手前まで来たが、この風雨では写真も撮れないため、お参りは明日にして民宿ちばに早めのチェックイン。明日は天気も回復するようだが、まだ脚が心配なので鶴林寺手前の金子やさんまで14kmの行程にとどめよう。日頃の運動不足が祟ったとは言え、ペースが遅い・・・。

反省モードはこれくらいにして、お遍路一口メモ?を一つ。
雨で一番困ったのは”地図”でした。方向音痴の上、記憶力の悪い私は、頻繁に地図を見ます。今日のように風雨が強いと地図が雨に濡れてしまい、破れたりページがくっついたりで、使い難い事この上ない。遍路道保存会さん、防水紙の全天候型地図を是非作ってください。

続いて、デジカメで撮影した画像ファイルの取り扱い方法をご紹介します。
お遍路の風景を撮影したい方は多いと思いますが、毎日撮影すると、すぐにSDカードなどの保存メディアが一杯になります。とはいえ、SDカードを多数持つのはお金がかかりますし、ノートパソコンを持ち歩くのは重過ぎる。そこで私は、遍路道沿いにあるカメラ・チェーン店(カメラのキタムラ等)を事前にチェックしておき、ここでデジカメの画像ファイルをCDにコピーしました。CD一枚380円。撮影はしたいが、荷物を増やしたくない方にはお勧めです。ただ、ある程度大きな町にしかカメラ店はありませんので、次のカメラ店までは手持ちの保存メディアに収まるよう、撮影枚数に要注意です。
注)ご参考までに、私が四国遍路を通してデジカメ(600万画素)で撮影した画像ファイルは1700個弱、容量3.7GB.でした。4年前はSDカードの容量が小さかったので、上記の方法が便利でしたが、2010年ともなれば環境激変! 8GBの高速タイプでも4,000円弱で手に入りますから、SDカードを必要枚数持って行く方が便利と思います。

ここまで、プチ脱水症状、険しい山道、脚の故障、台風並みの風雨と、いろんなトラブルを経験した。一方で自然の美しさを満喫したり、地元の方に親切にしていただいたり、見知らぬ人と出会ったり。まさに山あり谷あり、トラブルと達成感の連続。途中、道半ばで亡くなったお遍路さんの慰霊碑や墓標を見たが、これだけたくさんの人を引きつけ、命懸けで挑戦させる・・・、お遍路の魅力は底知れません。明日は快晴、一転して真夏日の予報だ、オヤスミナサイ。