第4日 6月14日(水) 総距離81.6km 晴れ

時刻 行程 歩行距離 累計距離
07:05 なべいわ荘を出発 -- --
12:20 大日寺(13番だいにちじ)に到着 20.5km --
13:40 常楽寺(14番じょうらくじ)に到着 2.3km 22.8km
14:15 国分寺(15番こくぶんじ)に到着 0.8km 23.6km
15:00 おんやど松本屋にタクシーで到着 -- --
16:30 整形病院にタクシーで移動 -- --
17:30 おんやど松本屋にタクシーで到着 -- --

梅雨時というのに、今日も晴天。大日寺に向かって、山の中を延々と続く緩い下り道を進む。山の湧き水を使った棚田を横目に見ながら歩き続ける。「豊かな自然と気候、これを活かす人々の営み、日本の原風景だなー」と感動したのは良いが、ここでも清流に捨てられたゴミ、ゴミ、ゴミ。タバコの吸い殻、空き缶に弁当の残骸。ゴミ捨て禁止の看板が虚しい。さらに、昼過ぎからはミスやトラブルが続出する。最初は、大日寺直前で道標を見落として2km程大回り。


十二番から十三番札所への途中にある大桜トンネル


十三番札所大日寺の本堂


二度目は常楽寺への途中でまた道標を見落として大回り。


十四番札所常楽寺の本堂


大師堂


さらに、国分寺の手前で右足首と脛の間が痛みはじめて三度目の正直。


十五番札所国分寺の本堂


大師堂


なんとか国分寺に到着したものの、痛くてとても観音寺まで歩けそうにない。已む無くタクシーで今日の宿、井戸寺横のおんやど松本屋さんに向かう。今回は天国から地獄?
宿で事情を説明し、とりあえずお風呂に入れてもらい汗を流す。靴を脱いで裸足で歩くと痛みはないが、患部を押すと激しく痛む。「四日目であえなくリタイアか?」・・・不吉なイメージが頭をよぎる。昨日学んだことが身になっていない自分。悩んでも仕方ないので、宿のおばあちゃんが膝痛を治してもらったと言う整形病院を紹介してもらい、タクシーで向かう。保険証のコピーを持参してよかった。レントゲンで患部を確認してもらった所、骨には異常なく一安心。長距離を歩いたことで、患部が炎症を起こしたという診断。即効性のある治療法として、患部に注射で消炎剤・鎮痛剤を打ち込む方法を提案され、同意した。かなり痛い注射だと警告されて身構えたが、ほとんど痛みは感じませんでした。もともと鈍感なのと、持病の激しい痛みに10年間耐えたことで鍛えられたせいだろうか?湿布と鎮痛剤をもらって帰る。おばあちゃんも同じ注射で膝痛が治ったそうで、ここの先生の得意技のようだ。明日の朝、痛みの状況を見てお遍路できるかどうかを判断しよう。今日はトラブル続きでお寺さんの印象が薄くなってしまった。「どうか明日も歩けますように」と祈りつつ、オヤスミナサイ。宿の皆さん大変お世話になり、ありがとうございました。病院に行っている間に洗濯までしていただき恐縮です。