第2日 6月12日(月) 総距離39.7km 晴れ

時刻 行程 歩行距離 累計距離
07:00 民宿森本屋を出発(荷物を預けて) -- --
07:20 大日寺(4番だいにちじ)に到着 1.5km --
08:00 民宿森本屋に到着(荷物を受け取って) -- --
09:00 安楽寺(6番あんらくじ)に到着 6.8km 8.3km
09:50 十楽寺(7番じゅうらくじ)に到着 1.2km 9.5km
11:40 熊谷寺(8番くまがやじ)に到着 4.2km 13.7km
13:00 法輪寺(9番ほうりんじ)に到着 2.4km 16.1km
14:30 切幡寺(10番きりはたじ)に到着 3.8km 19.9km
17:30 三笠屋旅館(鴨島駅近く)に到着 8.2km 28.1km

朝五時、目が覚めるといきなり地震。短時間だが大きな揺れを感じる。TVニュースによると震度は徳島が3、震源の大分で5、実際よりも体感震度が大きかったようだ。身支度、荷造りしながらニュースをチェックし続けるが、お遍路への影響はないと判断し、予定通り歩くことにする。
6時30分に朝ご飯を頂き、7時に宿を出て四番札所 大日寺に向かう。次の六番札所には、森本屋さんの前を通りがかる経路のため、お勤めに不要な荷物を預かっていただき、身軽に出発。道端で春から初夏の風物詩、花、蝶、燕を見かける。歩くと暑いが、日陰で座ると涼しい。


四番札所 大日寺の大師堂


同じく大日寺の山門から参道の風景


大日寺でのお参りを終え、森本屋さんで荷物を受け取り、六番札所 安楽寺、七番札所 十楽寺と進む。
六番・七番ともに竜宮城風の山門が印象的。七番札所 十楽寺は工事中で落ち着かない雰囲気でした。お参りを済ませた10時過ぎには暑くなり、冷えたペットボトルのお茶が”美味い!”


六番札所 安楽寺の山門


同じく本堂


七番札所 十楽寺の本堂


その後、八番札所 熊谷寺に向かう途中、越久田屋という旅館の裏で、ここの経営者のお母さん(おばあちゃん)が無料の休憩所をやっておられる。お茶、梅酒でつけた梅、飴、冷えたローリー(懐かしい、子供の頃以来)をいただく。ありがとうございます、初めてのお接待でした。月に2回しか休まないそうで、暑い時・寒い時は大変だそうです。元気をいただいて進むと、熊谷寺の山門(仁王門)が見えてくる。徳島県の重要文化財、八十八カ所霊場の中でも最大の規模を誇る山門だそうです。ここを抜けて高台にある境内に到着すると、風が涼しく心地良し、また眺めも良し。


八番札所 熊谷寺の山門、八十八カ所の中でも最大の山門だそうです


同じく熊谷寺の多宝塔。こちらも四国最大・最古の多宝塔だそうです


続いて九番札所 法輪寺に到着。この辺りは札所が密集しており移動が楽です。


九番札所 法輪寺の本堂


十番札所 切幡寺に向かう途中、道幅30cmくらいの昔ながらの遍路道を通った。草深い道で風情はあるのだが、長くて鋭い茨のある木が脚に絡んできた。素足だったらザックリ切れていただろう。昔のお遍路さんは、脚半で防げたんだろうか。今や、ほとんどの遍路道が整備され、自動販売機やコンビニで何時でも何処でも飲み物、食べ物が手に入る。昔のお遍路は、想像できない程、大変だったんだろうなー。
切幡寺の名物は、333段の石段。途中、息が上がり、何度も足を止めて休憩する。こんなに登り道がキツイとは・・・。明日は、”遍路ころがし”焼山寺の山道13kmに挑戦するのだが、こんな調子でクリアできるのか???不安がよぎる。


十番札所 切幡寺の石段、この先に境内が


同じく切幡寺のご本堂


切幡寺の境内でたっぷり休憩し、息を整えてから、今日の宿 三笠屋旅館さんに向かう。お遍路道を少し逸れて吉野川堤防を歩くと、ゴミとたばこの吸殻がいたる所に落ちている。車の窓越しに灰皿ごと吸い殻を捨てた所も。家に持ち帰って捨てて欲しいなー、そんなに手間は変わらないと思うんだけど。地球や日本の自然を作り出すのに何の貢献もしていない人間が、勝手に地面、森、川を掘り返したり、コンクリートで固めたり。挙げ句にゴミのポイ捨てとはいただけない・・・。
今日は暑い中を一日中歩いたせいか、ペットボトルの水やお茶を5本ほど飲んだ。飲んだ水分は、そのまま汗になり体の外に排出される訳で、人間って虚しい生き物だなー。結局プラスチックのゴミを増やした自分が、人のゴミの事を偉そうに言えないような・・・。
大量のゴミを見て悲観モードが入り、どっと疲れを感じつつ、なんとか三笠屋旅館さんに到着。JR鴨川駅近くなのだが、そこはスーパー方向音痴の私。なぜか宿を発見するのに苦労する・・・。
お風呂で汗を流して楽観モードに切り替え、明るい事を考えてみる。今日は六つの札所をクリア、それぞれ本堂と大師堂で読経するから、今日だけで12回も般若心経を唱えた。昨日より、少しはうまくなったかも、等々。
また三笠屋旅館さんは魚屋・料理屋も経営されており、そのせいか料理の品数・ボリュームともに十分で大満足。生ビールまでお接待していただき、「明日の遍路ころがし制覇の前祝だ!」。凡人遍路は、早くも観光旅行的なノリに堕落するのでありました。
ところで、人や車が少ないせいか、概ね車の運転は荒いようだ。細い道でもバンバン飛ばす人が多い。あと古い木造で、地震があったら壊れそうな家が多いように感じた。地震じゃなくてもラグビー選手がタックルしたら倒れそうな。宿でTVを見ていたら、徳島は耐震基準を満足しない建物の比率が全国ワースト一位だと紹介していた。やっぱりね。
あと今日は、歩き遍路宿命のライバル?、バス遍路さんと初対決した。札所の距離が短いせいか、バスでも歩きでも移動時間が変わず、同じバスの善男善女と、十楽寺、熊谷寺、法輪寺で何度も鉢合わせ。バス遍路とは、四国の札所を大型バスで巡礼するツアーに参加する団体さんで、おじいちゃん、おばあちゃんが主力部隊です。単独行動の歩き遍路は、いろんな意味で集団行動のバス遍路さんに圧倒されます。特に納経所では、ツアコンの人がまとめて納経帳を持ち込むので、タイミングが悪いと長時間待つ羽目に・・・・。さらに複数のバス遍路さんとかち合ったりすると、オー・マイガッド!!! 「各人自分で記帳してもらえよなー」などと、心の中で、愚痴ったりして。
いかんいかん、また悲観モードに入る前に寝よう。この二日間、梅雨時の割りにお天気が良くて助かった。明日も晴れますように、オヤスミナサイ。雨の中、遍路ころがし挑戦は避けたい。