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京都パワースポット巡礼コース

年末も押し迫った12月29日、年賀のご挨拶用に和菓子を買いに出かけたのですが、途中、「毎年初詣に出かけるのに年末は神社仏閣に参詣した事がない」ということに思い至り、急遽、お正月を迎える準備真っ最中の神社仏閣に寄り道することに・・・。と、自転車の進行方向に東寺の五重塔が見えたので、まずはここを最初の参詣ポイントに。駐輪場から境内に向かいつつ、つらつら考えるに、東寺と言えばお大師様、お大師様と言えば日本全国に数々の伝説や伝承が残る日本有数のスーパーパワーの持ち主。パワーと言えば、平安時代に活躍した陰陽師の安倍晴明は神秘的な呪法パワーの持ち主。映画でブレークしたこの人を祀った清明神社は、ここ東寺から堀川通りを5km程北上した所にあります。あと平安時代に恐れられたのは怨霊パワー、菅原道真、早良親王など、死後に祟りを恐れられた方はたくさんおられますが、個人的には怨霊と言えば平家物語にも登場する崇徳天皇。この天皇の霊を慰めるために建てられた白峯神宮は清明神社のすぐ近く。ということで、今回は”凄いパワーを持っていたであろう歴史上の人物”に縁のポイントを巡礼します。
では、まずはコース紹介。京都駅を起点として、東寺、清明神社、白峯神宮、京都御苑(御所)と回って、また京都駅に戻ります。御所は、日本の支配者が千年以上も権力闘争を繰り広げた舞台でしたし、神官のトップとも言える天皇が住まわれた聖地。ある意味、日本最高のパワースポットかも。しかも白峯神宮のすぐ近く・・・と言うことで、今日の参詣ポイントに追加しました。

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大まかな道順は、京都駅・東寺から大宮通り・堀川通りで今出川通りまで北上し、御所まで東に移動、その後、烏丸通りを南下して京都駅まで戻って全長14kmです。歩くにはちょっと遠いなーという方には、東寺から京都駅に戻り、地下鉄で今出川駅まで移動して清明神社、白峯神宮、御所を周り、また地下鉄で今出川駅から京都駅に戻る経路がお奨めです。

さて最初のスポットは、お大師様の京都の本拠地に当たる東寺。お大師様といえば、水不足の京都を救うため真言を唱えて雨を降らせた、今でも高野山の奥の院で生き続けている、等々、スーパーな伝説に満ちた方です。そして、ご存知の通り東寺の正式名称は教王護国寺、「王を教えて国を護る」なんて凄い名前ですが、年末29日ともなると既にお正月モード。壁には五色幕が張られて華やいだ雰囲気。ちなみに真言宗の五色は、五智如来、五つの知恵を表すそうです。


小春日和の青空が気持ち良い朝ですが、年末のせいか観光客はまばらで、駐車場も空きスペースが目立ちます。


まずはお大師様にお参りをしようと、境内の奥にある御影堂に。こちらの門は、おめでたい紅白の幔幕で正月支度。


国宝の御影堂でお大師様に一年のお礼を申し上げ、来年も良い年になるようお願いしました。初詣ならぬ末詣? 一年を締めるお参りも良いものですね。


ここは、お大師様が入定された高野山奥の院の遙拝所。高野山は近畿で一番寒い所、雪で参詣もままならないでしょうから、ここから参拝される方は多いのでは?


御影堂でお参りを済ませると、折角なので御朱印をいただこうと食堂(じきどう)に向かいます。数年前、四国八十八カ所巡礼(歩き遍路)を結願したお礼参りに来て、ここで弘法大師様の御朱印をいただいたのを思い出します(スイマセン、ちょっとした自慢です・・・)。


今回は大日如来様の御朱印をいただき食堂を出ると、屋根の下に京都タワーが。ちなみにタワーの手前の建物は、先だって開店したイオンモール。


小春日和とはいえ、ときおり師走の北風が五色幕をはためかせます。


お正月の儀式に備えてでしょうか、なにやら結界が・・・


ちなみに東寺は、講堂や金堂に入って内陣の仏像を拝観するのは有料ですが、御影堂や食堂でお参りしたり、境内の西半分を歩くのは無料です。今回は無料のエリアを歩いて撮影させていただきました。この写真は金堂で国宝、東寺の本堂に当たる中心的な建物です。また左下に垣間見えるのが講堂で、どちらも国宝クラスの仏像が多数安置されています。


こちらは南大門、東寺の正面玄関といった所でしょうか。


南大門から金堂を正面から見たところ。巨大な伽藍は圧倒的で、五色幕がなんとも小さく見えます。


金堂含む東寺は平安遷都直後に建立されましたが室町時代に戦火で消失し、現存する金堂は豊臣秀吉の息子、秀頼の寄進で再建されたものだそうです。


いったん南大門を抜けてから境内を振り返ったのですが、まだ金堂は迫力満点。


今度は境内の外壁に沿って南から東回りで北に歩きます。南大門から東の方向には、あの東寺の五重塔が。今や京都の代名詞の一つ、目にする機会も多いので、日本で一番親しまれている五重塔かもしれません。


さて東寺の壁沿いに駐輪場に向かって歩き、改めて南大門を振り返るとその大きさを実感します。当時は、国力を傾けてでも・・・くらいの勢いで東寺を建立したんだろうなー。


などと感慨にふけっていると、南大門の筋向かいにはドーンとパチンコ店が。わざわざここに店を出さなくても良いと思うのですが・・・。教王護国寺(東寺)1200年の歴史も形無し?日本らしいと言えば日本らしい光景ですが、もう少し国民共通の遺産に敬意を払ってほしいなーと。神社仏閣も、拝観料を徴収したり税金の優遇措置を受けているのであれば、収益で周囲の土地を買収・公園化して住民に開放しつつ景観を守るとかしても良いのでは?



さて青空の下、東寺に別れを告げ、次のパワースポット清明神社に向かいます。東寺からほぼ真北に5.6km。大宮通を北上し、二条城にぶつかった所で東に逸れてさらに堀川通りを北上すると今出川通の少し手前に鳥居が見えてきます。それ程大きくない境内を進むと、正面に本殿が。


師走の29日というのに結構な人だかりで、パワースポットブーム真っ盛り。清明さんご本人は、「なんだかなー」って感じかも?


屋根には清明の紋、五芒星がキラリ。陰陽道の五行、木・火・土・金・水を象徴しており、魔除けの呪符として使われます。映画の主人公になって以来、今や陰陽道の清明と言えば不思議な呪術の使い手として知らない人はいない程の有名人に。まさにパワースポットにふさわしい神社かと。


清明井は水がこんこんと湧き出ていますが、五芒星形の井戸は清明ブームに乗っかり過ぎでは?


清明神社は千利休の屋敷跡に建てられたようで、これを示す石碑がありました。秀吉に切腹させられた利休の怨念が・・・。


境内の片隅には一条戻り橋のミニチュアが。本物には数々の心霊伝説?がありますから、ある意味、ここもパワースポット。



清明神社で丁重にお参りして御朱印をいただいたら、次のパワースポット白峯神宮に向かいます。清明神社から北東にほんの数分、北に上がって堀川今出川の交差点を東に折れてすぐ。この神社は、平安時代末期に保元の乱で後白河天皇方に敗れ、讃岐に流されて亡くなった崇徳上皇の霊を慰めるために明治になって建立されました。崇徳上皇はご自分の不遇を恨んで壮絶な最期を遂げられたそうですから、早良親王や菅原道真と並んで、最強?の怨霊のお一人かもしれません。
早速門を潜って境内に入ると、なぜか蹴鞠場が・・・。ここは蹴鞠の宗家、飛鳥井家の屋敷跡で、摂社には蹴鞠の守護神が祀られています。蹴鞠繋がりでサッカー、スポーツ全般の関係者の信仰を集めています。


こちらは蹴鞠場のお隣り、能舞台。


こぢんまりとした境内ながら、結構な巨木があり森の中にいるよう。


同じく境内にある蹴鞠の石碑。


由来の通り、崇徳天皇をお迎えする石碑が。


能舞台の提灯には、J1のチーム名もちらほら。


格子越しに社殿の中を見せていただきました。


ご神体を守る御幣と狛犬、ユニークな表情ですね。


本殿も注連縄が張られて正月準備完了?


スポーツ選手の直筆サインがずらり、崇徳天皇もスポーツを楽しんでおられるでしょうか。


毎年、秋には薪能が奉納されるそうですが、今はお正月用に白い壇が置かれて折敷が載せられています。


お参りをしてここでも御朱印をいただき境内を出ると、門にも注連縄が。


改めて門に向かって一礼し、白峯神宮に別れを告げて今出川通を東に向かいます。



次のパワースポット?、御所のある京都御苑は白峯神宮から1km弱、自転車で移動すればあっという間、歩いても10分強の距離です。京都御苑は東西を寺町通と烏丸通、南北を丸太町通と今出川通に囲まれており、今回は北側中央にある今出川御門から敷地に入りました。敷地に出入りする門には、こんな地図があって便利です。


まずは敷地に入って今出川御門を撮影。門の向こうは同志社大学、学校の建物らしき煉瓦造りの壁がチラリと見えてますね。


敷地に入ると、初めての方はその広さにまずビックリされると思います。御所などの建物を囲む塀が続き、その周りを小砂利の敷かれたエリアが囲みます。


平安京遷都以来、1200年も日本最高の権力者もしくは権威者の住居として権力闘争の舞台であり続けた訳ですから、無数の喜怒哀楽が詰まっているんでしょうね・・・。写真は京都御所にある六つの門の一つ、宜秋門(ぎしゅうもん)。写真では見えませんが、御苑内にはいくつか警察の詰め所があり、さすがに警備は厳重です。


敷地からは大文字山もくっきり。


京都御苑の中心部にある樹齢三百年の椋の木。看板によると、幕末の蛤御門の変では、長州の来島又兵衛がこの木の近くで討ち死にしたそうです。


写真は御所の正門ともいうべき建礼門。天皇陛下のみが使われる門です。


京都御苑を北から南に歩き、最後に青空を見上げて本日のパワースポット巡りは終了。京都歩きのご参考になれば幸いです。